現在グロービングで活躍している仲間たちに、
グロービングへの転職を決めた理由や、実際に働いた上で考える
仕事のやりがいなどを語ってもらいました。
東北大学大学院を修了後、食品メーカー研究開発職を経てグロービングに参画。前職食品メーカーでは、食品安全保障分析の技術開発や、新商品の開発に携わる。グロービングに参画後は、BDD、全社/部門成長戦略、PMI、新規事業立案・新組織立ち上げなどに従事。
コンサルティング事業本部
Senior Consultant M.A
前職での商品開発業務にやりがいを感じる一方、ある日発足した全社の収益改善プロジェクトで感じた違和感をきっかけに、自身のやりたいことを見つめなおすようになりました。その違和感は、上層部から自部署に降りてきた施策が、収益改善効果に疑問がある一方、商品価値である「味」にマイナスな影響があること、また、現場としては本質的な課題は別にあるのではと感じながらも、そこには踏み込まれていない内容で納得感を持てなかったことでした。加えて、自身の立場では疑問を抱いても、決定した方針を実行するしかできないことにももどかしさを感じました。この経験から、「経営課題に対して“やる意味がある”と納得できる戦略を描くところから関わりたい」と強く思うようになりました。当時の社長の“会社を変える”という本気に賛同しており、近くで力になりたい気持ちも持ちつつ、まずは自分が力をつけることが必要と思い、それがかなうコンサルティング会社への転職を決意しました。
今でも掲げられているグロービング6つのDon’tsの中に、「業務を知らない、ビジネスを知らないのに、××戦略を描くようなことは、しない」、「本当に自社を変革する気のない、クライアントの変革ごっこにお付き合い、しない」というものがあり、自分が転職を決意した「本当に会社に意味ある戦略を描きたい」思いに合致すると確信しました。加えて、面接で代表はもちろん、マネージャークラスの方も一貫して同じ価値観を自分の言葉で語っており、単なるスローガンではなく常に会社で運用されている考えなのだと信頼できたのが大きかったです。
入社前の印象通り、クライアントに本当に意味のあることを考え抜き実行する文化があると感じます。携わった全社戦略(バリューアップ)では、“既存の延長ではない高い目標の設定”と、“確実に実現すること”の両立が必要でした。その“実現”には、クライアントが目標に納得し、かつ、戦略が、ビジネスの構造や、今まさに目の前で起きている変化・チャンスとリンクする必要があります。そのため、戦略策定の段階から、事業本部長・日々顧客と向き合う現場リーダー陣と、「なぜこの選択をするのか」、「なぜ実現できるのか」をほぼ毎日の頻度で議論していました。議論を重ねる中で、目指す山の高さにリアリティが増し緊張感が高まるとともに、クライアント含むチーム全体で、「やり切れば実現できるのでは」、という雰囲気が生まれる瞬間があります。そうしたとき、クライアントと一緒に事業をつくっている実感を持て、大きなやりがいを感じます。こういった事業の内情を深く理解しながらも目線は下げず、外部の視点で蓋然性を高めていく動き方にグロービングらしさを感じています。